The Power of E

 

その大推力機械のCO2を減らしませんか?

e-Zeroのネーミングの由来は、無駄に捨てるエネルギーゼロという意味です。既存の設備ではシリンダの動作とは関係なく、常にモーターすなわちポンプがフル回転しています。折角、ポンプフル回転で発生させた油圧も、シリンダ動作時に使用圧力がその半分であれば、余った半分はバルブからタンクに捨ててしまう機構です。さらに言えば、シリンダ待機中は、その油圧を全てタンクに捨ててしまっているのです。シリンダの使用用途によりますが、使用時間より待機時間の方が長いということが圧倒的に多いです。すなわち、従来の仕組みですとエネルギーのほとんどを無駄に捨ててしまっている、非常にエネルギー効率の悪い機構です。

 

e-Zeroでは

⼀⽅e-Zeroはシリンダの前進、後退動作に合わせて、サーボモーターがダイレクトに正回転、逆回転する機構のため、シリンダが「動く時だけ」、「動く分だけ」しかモーターが回らず、エネルギーロスがほとんど発⽣しません。捨てるエネルギーはほぼゼロです。シリンダ停止時にはモーターがアイドリングストップします。まさにエネルギーオンデマンドの機構なのです。

 

加圧耐久試験機での電力消費量比較

これはある加圧耐久試験機での電力消費量比較です。上部の青い線が従来システムの電力、常時フル回転の高い電力です。一方、下のオレンジの線がe-Zeroの電力です。e-Zeroはシリンダを上昇、下降させるときのみ、従来システムの1/3程度の電力を一時的に消費しますが、シリンダ待機時、および加圧保持時はほぼ電力を消費しません。他方、従来システムではシリンダ動作時でさえ、半分以上の電力をタンクに捨てていたことになります。この試験機では、95%の電⼒消費量の節減を達成しました。

5kWのモーター使⽤時に95%省エネになった場合、電気代は年間24万円の節約が出来、CO2は5.1トン削減することが可能です。それはCO2吸収量で考えると年間、杉の木364本分にもなります。それに加え、昨今Carbon Pricingや排出権取引など国際的なルールが変わり始めており、「お金を掛けてでもCO2削減をしないといけない」という仕組みに世の中を変えようとしています。すなわち従来のコスト以外に、排出炭素量も含めたトータルでのコスト換算で評価される時代へ変わりつつあります。そうなると、投資回収の時間軸もぐんと短くなることになります。現在弊社では、社会的な脱炭素ニーズという追い風にのり、このe-Zeroをあらゆる油圧をはじめとしたBig Powerユーザーに提案しております。                                                                           


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