製鉄業界向けロータリージョイント(熱間圧延・冷間圧延の巻き取り)
南武のロータリージョイント第一号は、鉄鋼業界における圧延後の巻き取り設備に採用されました。昭和40年当時はその殆どを輸入品に頼っており、不具合の発生が設備の停止に繋がることが製鉄所の悩みの種になっておりました。顧客より依頼を受け、設計・製作したロータリージョイントの基本設計思想が、今でも脈々と受け継がれております。
製鉄業界は航空機や鉄道と比較されるほど、突発事故による設備の緊急停止を嫌います。日本国内の全高炉メーカー殿でご採用頂いているのは南武の誇りであり、信頼性が高いことの表れでもあります。海外の主要メーカーでも南武製品は多数使用されており、鉄鋼業界の繁栄に寄与しております。熱間圧延後や冷間圧延後の巻き取り設備では、その殆どが南武製品が採用されていると言っても過言ではありません。
以前は0.5~3mm程度の自動車鋼鈑用薄板が主流でしたが、現在の極厚板巻き取りはSS800で板厚25.4mmまでに対応しています。
自動車用鋼鈑を代表とする鋼板製造工程- 加熱したスラブより最初の工程 熱間圧延、ダウンコイラー(厚板巻取)
- 製品出荷まで、冷延工程の全工程
- (1)払い出し~ペイオフリール
- (2)巻取り~テンションリール
- (3)公転用~カローゼルリール